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【決算】日本特殊塗料、売上増で利益大幅伸長

日本特殊塗料(遠田比呂志社長)は11月8日、2024年3月期第2四半期の連結決算を発表した。 売上高は前年同期比12・3%増の313億4800万円、営業利益は同51898・0%増の14億400万円、経常利益は同166・4%増の25億9千万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同429・8%増の17億9800万円となった。
 
セグメント別の業績は、塗料関連事業は、主力製品の防水材・塗り床材を中心に建築・構築物用塗料の販売が堅調に推移し、売上高は同3・9%増の101億9千万円となった。損益面では、製品の販売価格見直しを含む売上高の増加、原価低減活動・経費低減策の徹底により、セグメント利益は1億7800万円(前年同期はセグメント損失8400万円)となった。
 
自動車製品関連事業は、中国におけるロックダウン等に起因する受注・販売の減少があった前年同期と比較し、主要顧客である自動車メーカーの国内生産台数が回復傾向にあることから、主力製品の吸・遮音材や防錆塗料等の塗材を中心に販売が大きく増加し、売上高は同16・8%増の211億4900万円となった。損益面では、売上高の増価に加え、原価低減活動・経費低減策の継続による収益性向上を受け、セグメント利益は同1361・7%増の12億2100万円となった。
 
その他では、保険代理業の売上高は同12・2%増の700万円となった。