【決算】ロックペイント第3四半期、増収減益で着地
ロックペイント(内海東吾社長)は2月7日、 2023年3月期第3四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比8・6%増の211億5600万円、営業利益は同39・2%減の9億3300万円、経常利益は同29・0%減の13億9400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同30・3%減の9億6300万円であった。
車両用塗料分野では、水性塗料シリーズと環境配慮型塗料で自動車補修用塗料市場および大型車両や産業機械等のシェア拡大に努め、売上高は前年同期を上回った。
建築用塗料分野では、改修・リニューアル市場に重点を置き、高付加価値製品の拡販や塗り替え需要喚起に努めた営業活動を実施した結果、高付加価値製品を中心とした塗料の採用が増加し、売上高は前年同期を上回った。
工業用塗料分野では、工業塗料は環境配慮製品である粉体塗料を中心に拡販に努めた。また、ラミネート接着剤は食品包装向けおよびリチウムイオン電池等の産業資材向けが堅調に推移した。その結果、売上高は前年同期を上回った。
家庭用塗料分野では、主力エアゾール製品は企業関連への出荷が回復基調にあるものの、小売店市場の需要減の影響が大きく、売上高は前年同期を下回った。