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三王、粉体塗装ワークショップ

三王は7月13日、14日の2日間計6回にわたり、多摩美術大学・八王子キャンパスメディアセンターCMTEL主催の粉体塗装のワークショップを、同校にて行った。多摩美術大学各学科在籍学生の他、オープンキャンパスに来場した中高校生、子供と保護者等、計78人もの参加があった。
 
今回のワークショップのテーマは「粉体塗装でオリジナルのへんないきものを作ろう」。塗装用のワークは東京オリンピックの聖火台を製作したデザイナー御用達の落合製作所に依頼、CMTELスタッフがデザインした「へんないきもの」の体のパーツをレーザーで切り抜いたアルミプレートを用意した。
参加者は、頭パーツに粉体塗装を行い、事前にCMTELスタッフが各色に塗装した胴体と手足・しっぽのパーツを選んで好き好きに組み合わせて完成させるという流れであった。
 
CMTELスタッフからの説明のあと、参加者は塗装する頭パーツ6種類と塗装済みの胴・手足等のパーツを選定。塗装のセオリー通りにバリ取り、足付け、脱脂の前工程を行った。今回、色はCMTELスタッフセレクションの粉体ならではのテクスチャの異なる6色を選定、清掃・色替の手間と時間を短縮するため、色ごとに専用ブースとコナールショットガンを用意した。

コナールショットガンで粉体塗装

 
参加者は好みの色のブースで塗装。CMTELスタッフの丁寧なサポートにより、静電気で粉体塗料が付着していく初めての感覚に興味津々となりながら上手に楽しそうに塗装していた。焼付はCMTELスタッフによって電気炉で行われ、焼き上がり確認後はへんないきものの形にパーツを組み立て、目のシールを貼ったり模様を描いたりして仕上げた後、CMTELが用意したかわいらしいパッケージに入れて完成となった。 
 

完成した「へんないきもの」


両日とも満員でキャンセル待ちが出るほどの盛況。在学生の他、中学高校の制服を着た友達同士や小学生くらいの子供と保護者も多く参加し、どの年代の参加者も楽しそうに取り組んでおり、アンケートでも「たのしかった」「もっとやりたい」等の意見が多くみられた。