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積水樹脂、創立70周年

積水樹脂(大阪、馬場浩志社長兼CEO)は昨年11月29日、創立70周年記念式典を東京都港区赤坂のANAインターコンチネンタル東京で開催。それに先立ち報道関係者向け発表会を開催した。
 
発表会では、まず同社代表取締役社長兼CEOの馬場浩志氏=写真=から「積水樹脂の70年の歩みと未来」について説明があった。


同社グループは、1954年に「アドベヤ紙工株式会社」として誕生し、アドベヤ封筒(糊付き封筒)の製造販売からスタート。1970年に現在の会社名に商号変更し、これまでに、梱包用のPPバンド、防音壁、フェンス、人工芝など多くのロングセラー製品を世に送り出し、一貫して、独自の複合技術による価値の高い製品・サービスの創造で、交通安全、防災・減災、国土強靭化、省人・省力化など、社会課題に対応してきた。
 
2023年に策定した「積水樹脂グループビジョン2030」では、〝人的資本の価値最大化〟〝成長戦略の実現〟〝サステナビリティ経営の推進〟といった3つの基本方針を定めた。同社グループでは「社会の安心・安全・環境に貢献する企業グループとしての盤石な基盤づくりを社員一丸となって推進していく」としている。
 
また、同社取締役執行役員事業開発部門担当の三好永晃氏=写真=からは、滋賀工場にある「性能確認試験走路のリニューアル」について説明があった。


 
同工場竜王製造所内にある「道夢道(どうむどう)」は、1993年に開設された性能確認試験走路を有する研究施設。この施設を同社グループのこれから30年間を支える研究基盤として、全面リニューアルし、名称も「創来都(そらいと)」に変更する。「創造」「未来」「都市」を兼ね合わせた名称でしんかし続ける「創来都」をコンセプトに、〝アイデアの「深化」〟〝都市空間の「進化」〟〝人の「真化」〟の3つの「しんか」を追求していくとした。

「創来都」の概要をパネルで説明

 
なお、会場では「70年の歩み」「性能確認試験走路のリニューアル」等、積水樹脂グループをより理解できるようパネル展示を行った。