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【決算】神東塗料第1四半期、売上微減し利益損失に

神東塗料(高沢聡社長)は7月27日、2023年3月期第1四半期連結決算を発表した。

売上高は前年同四半期比3・0%減の45億7500万円、営業損失は3億300万円(前年同四半期は営業利益4200万円)、経常損失は2億3300万円(同経常利益1億1900万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億2900万円(同純利益5800万円)となった。
 
分野別では、インダストリアル分野は、粉体塗料分野で主力の鋼製家具、車両関連向け出荷が低調だったことや、工業用塗料分野では産業機器向け出荷は好調を維持したが、水道資材向け出荷が不適切行為問題の影響で低調に推移したことなどから売上高は減少した。
 
インフラ分野は、建築塗料分野で子会社における工事売上が好調であったものの、新型コロナウイルス感染症の影響で戸建改修向け出荷が低調に推移し、また道路施設用塗料分野で主力のカラー舗装材、すべり止め材の需要が減少したことなどから売上高は減少した。
 
自動車用塗料分野は、国内向けは自動車部品の調達困難などから顧客の稼働状況に影響が生じ、出荷量は前年を下回ったものの、海外向けでは自動車生産が回復した影響で売上高は増加した。
 
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において、整備新幹線の工事完了が近づき需要がピークアウトしたことから売上高は減少した。