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【決算】神東塗料、損失計上も売上増に転ず

神東塗料(高沢聡社長)は8月4日、2024年3月期第1四半期の連結決算を発表した。
 
売上高は前年同期比1・4%増の46億4100万円、営業損失は1億9900万円(前年同期は営業損失3億300万円)、経常損失は1億1200万円(前年同期は経常損失2億3300万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億5800万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3億2900万円)となった。
 
各分野の売上高は、インダストリアル分野の売上高は、粉体塗料分野において主力の鋼製家具向け出荷が好調。加えて、工業用塗料分野において産業機器向け出荷が好調を維持し、水道資材向け出荷は不適切行為問題の影響で低調に推移したものの、分野全体で増加した。インフラ分野の売上高は、建築塗料分野において汎用品がJIS一時停止の影響もあり低調で分野全体としては前年を下回ったこと、また道路施設用塗料分野において工事件数減少の影響で需要が減少したこと等から、分野全体で減少した。自動車用塗料分野は、半導体・海外部品調達の影響は残っているものの、概ね前年に対し回復傾向がみられ売上高は増加した。
 
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において整備新幹線の工事完了に伴い需要が減少したことから売上高は減少した。
 
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比3・0%増の196億円、営業損失は1億8千万円、経常損実は1億5千万円、親会社株主に帰属する当期純損失は2億8千万円を見込む。