【決算】神東塗料、損失計上も売上増加
神東塗料(高沢聡社長)は11月6日、2024年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比0・5%増の94億9600万円、営業損失は3億8900万円(前年同期は営業損失5億8900万円)、経常損失は3億6300万円(前年同期は経常損失4億7400万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は4億6千万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失8億6千万円)となった。
各分野の売上高は、インダストリアル分野は、粉体塗料分野において主力の鋼製家具向け出荷が好調であったものの、工業用塗料分野において産業機器向け出荷が前年を下回ったことや、水道資材向け出荷が不適切行為問題の影響で低調に推移したことから、売上高は分野全体で減少した。
インフラ分野は、建築塗料分野において汎用品がJIS一時停止の影響もあり低調で分野全体としては前年を下回ったことや、道路施設用塗料分野において工事件数減少の影響で需要が減少したこと等から、売上高は分野全体で減少した。
自動車用塗料分野は、半導体・海外部品調達の影響は残っているものの、概ね前年に対し回復傾向がみられ売上高は増加した。
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において整備新幹線の工事完了に伴い需要が減少したことから売上高は減少した。