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【決算】神東塗料、売上増で利益増加に転ず

神東塗料(小坂伊知郎社長)は8月8日、2025年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比5・5%増の48億9600万円、営業利益は7200万円(前年同期は営業損失1億9900万円)、経常利益は1億6400万円(前年同期は経常損失1億1200万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7300万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億5800万円)となった。
 
インダストリアル分野では、粉体塗料分野において電気機器向けの塗料の出荷が好調だったこと、また工業用塗料分野において産業機器向け出荷は低調だったものの金属製品および部品関係の塗料の出荷が好調であったことから、売上高は分野全体で増加した。
 
インフラ分野は、建築塗料分野において汎用品の低調が継続し分野全体としては前年を下回ったこと、また道路施設用塗料分野においては工事件数減少の影響で需要が減少したこと等の減少要因があったが、子会社の工事売上げが好調に推移したことから、売上高は分野全体で増加した。
 
自動車用塗料分野は、自動車メーカーの認証不正問題の影響により出荷が減少したことから、売上高は減少した。
 
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において道床安定剤の出荷が好調に推移したことから、売上高は増加した。