【決算】神東塗料、売上増加し利益増に転換
神東塗料(小坂伊知郎社長)は11月7日、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。 売上高は前年同期比6・7%増の101億3600万円、営業利益は7600万円(前年同期は営業損失3億8900万円)、経常利益は2億2700万円(同経常損失3億6300万円)、親会社株主に帰属する中間純利益は1億6500万円(同親会社株主に帰属する中間純損失4億6千万円)となった。
各分野の売上高は、インダストリアル分野は、粉体塗料分野において電気機器向け塗料の出荷が好調であったこと、および工業用電着塗料分野において建材向け塗料の出荷が好調であったことから、売上高は分野全体で増加した。
インフラ分野は、建築塗料、防食塗料分野において汎用品の低調が継続し分野全体としては前年を下回ったこと、および道路施設用塗料分野において工事件数減少の影響で需要が減少したことなどの減少要因があったが、子会社の工事売上が好調に推移したことから、売上高は分野全体で増加した。
自動車用塗料分野は、自動車メーカーの認証不正問題の影響による生産量の減少が影響し出荷が減少したことから、売上高は減少した。
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において道床安定剤の出荷が好調に推移したが、分野全体の売上高はほぼ横ばいとなった。