【決算】神東塗料、売上増で利益もプラス
神東塗料(小坂伊知郎社長)は2月6日、2025年3月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比8・4%増の161億1千万円、営業利益は2億8千万円(前年同期は営業損失3億6100万円)、経常利益は4億9400万円(同経常損失2億4100万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9500万円(同親会社株主に帰属する四半期純損失4億300万円)となった。
各分野の売上高は、インダストリアル分野は、粉体塗料分野において電気機器向け塗料の出荷が好調だったこと、および工業用電着塗料分野において建材向け塗料の出荷が好調であったことから分野全体で増加した。
インフラ分野は、防食塗料分野では汎用品の低調が継続し分野全体としては前年を下回ったが、子会社の工事売上が好調に推移したことと、工事売上の増加に伴い建築塗料の出荷が増加したことから、分野全体で増加した。
自動車用塗料分野は、自動車メーカーの認証不正問題の影響などによる生産量の減少が影響し、出荷が減少したことから売上高は減少した。
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において道床安定剤の出荷が好調に推移したが、分野全体の売上高はほぼ横ばいとなった。