【決算】エスケー化研、 売上1000億を突破
エスケー化研(藤井実広社長)は5月13日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高は、前年同期比5・5%増の1008億8300万円、営業利益は同21・6%増の120億8500万円、経常利益は同33・2%増の170億5800万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同30・9%増の118億2500万円となった。売上は、通期見通しである1000億円を突破。利益は、為替相場の変動によって営業外収益に為替差益34億8700万円も加わっている。
セグメント別の業績は、建築仕上塗材事業のリニューアル市場において、超耐久性塗料や超低汚染機能で差別化した省エネタイプの遮熱塗料等の販売を行い、売上高は同4・7%増の896億4100万円、セグメント利益は同18・1%増の131億4800万円となった。原材料の高騰の影響により販売価格の見直しも寄与している。
耐火断熱材事業では、都市部の再開発事業における受注は続いており、売上高は同22・7%増の94億6100万円、セグメント利益は、同56・2増の13億9300万円となった。
その他の事業では、売上高は同22・2%減の17億8千万円、セグメント利益は同18・2%増の1億2700万円であった。
2025年3月期の通期業績予想は、売上高は前期比2・1%増の1030億円、営業利益は同0・9%増の122億円、経常利益は同19・7%減の137億円、親会社に帰属する当期純利益は同19・7%減の95億円を見込む。