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【決算】エスケー化研3月期、売上高・利益とも増加

エスケー化研(藤井実広社長)は5月13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高は、882億8200万円(前期851億7400万円)、営業利益は前期比4・6%増の104億200万円、経常利益は同17・7%増の129億2800万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同25・4%増の88億3300万円と、増収増益となった。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しているため、売上高に関しては、前年同期比(%)を発表していない。
 
セグメント別の業績は、建築仕上塗材事業では、特にリニューアル市場において超耐久性塗料や超低汚染機能で差別化した省エネタイプの遮熱塗料等の販売を行ったことにより、売上高は798億1千万円(前期760億300万円)と38億600万円の増収となった。セグメント利益は同7・2%増の118億2800万円となった。耐火断熱材事業では、都市部の再開発事業における受注は続いているものの、その他一部の地域では受注が伸び悩み、売上高は65億3100万円(前期74億9300万円)と9億6200万円の減収となった。セグメント利益は、同7・5%減の6億4300万円となった。その他の事業では、売上高は19億4000万円(前期16億7600万円)と2億6400万円の増収となった。セグメント利益は同73・2%減の6200万円であった。

次期の通期見通しは、売上高は前期比3・1%増の910億円、営業利益は同6・8%減の97億円、経常利益は同16・5%減の108億円、親会社に帰属する当期純利益は同16・2%減の74億円を見込む。