アクサルタ、世界での人気色調査を発表
アクサルタコーティングシステムズ社(アメリカ)は、第70回世界人気色自動車調査報告書を発表した。全世界での人気色調査は、ホワイトが34%で不動の1位。続いて、ブラック21%、グレー19%、シルバー8%と続く。
有彩色が上位を占め、変化が乏しいと思われがちだが、アクサルタ社のロバート・シュネル(グローバルセールス&プロダクトマネジメント担当バイスプレジデント)は、「今の自動車は、かつてないほど活気であふれています。例えば、車体のホワイト色は、1950年代のホワイト色のバリエーションより明るく、干渉色のフレークによって輝きを放っている」と述べ、ブラックについても「光輝顔料が配合され輝きを放つディープブラック系の色となっている。また、グレー系の色も多彩な色相で表現され、光輝感を持つ」と解説する。
なお、有彩色も全体的に彩度が高く、複雑な光輝感を持った塗色が多いとのこと。
アジアの傾向では、中国でのホワイトの急激な減少にもかかわらず、ホワイトの車の数が最も多い(40%)。日本は、アジア全体と比較するとグレーよりシルバーが高く、ブルーの人気も高い。