エボニック、 持続可能なイソホロン製品群を開発
エボニック(本社:ドイツ、エッセン)は、このほど100%再生可能なアセトンを原料とする世界初の持続可能なイソホロン製品群を開発した。
新製品eCOシリーズは、化石由来の製品と化学的に同じ組成を持ち、加工、配合、性能の面で同じ特性を有する。従来のイソホロン製品と比べ、地球温暖化係数(GWP)やCO2 排出量を大幅に削減できる。持続可能性に優れた溶剤、複合材料、コーティング剤の製造を可能にし、独立機関に認証されたマスバランス方式で、コスト効率の高い生産プロセスを実現する。そのため、ユーザーの化石由来の既存製品からの置き換えを容易にする。
同社クロスリンカーズ部の責任者クリスチャン・シュミット氏は、「eCOシリーズは、サステナビリティと環境規制の課題に取り組むお客様に貢献するとともに、エボニックは新しいビジネスチャンスを広げます。また、新しいVESTA eCOシリーズは、気候中立に向けた第一段階であり、2022年中に当社のI‐Chain製品群の全製品に関するライフサイクル分析を更新し、お客様に信頼性の高いカーボンフットプリントに関する情報を提供、明確な削減オプションを示す予定です」と話す。
問い合わせは同社コミュニケーションズ(℡03・5323・7353、Eメール:info-jp@evonik.com)まで。