11月20日、『塗布と塗膜』11月号(冬)を発行しました
2022.12.09
本号は、「塗料、コーティングの表面処理高機能化技術」をテーマにメーカーや学術からの寄稿を募りました。塗料やコーティングの表面処理による塗布材料には、さまざまな機能性を持たせることで「モノづくり」や「街づくり」に貢献しています。自動車や産業機械、電子部品などには導電性、潤滑性、停電性、放熱性などがその例です。街づくりにおいては、耐候性にはじまり防錆性、遮熱性、低汚染性、防滑性などだろう。こうした機能性材料は、現状の社会課題や製品の課題といった困りごとから開発されることが多く、新しい機能が日々生まれています。
携帯電話からスマートホン、ガソリン車から電気自動車。こうした産業の変化は、塗布材料の機能性のニーズが変わっています。さらには、環境問題や人手不足等の社会課題においても、塗布技術による高機能化技術は、課題を解決する潜在能力が高いと言えます。
本号では、塗料、コーティングについての機能性表面処理に着目し、“機能性塗膜”について取り上げる。カメラ、センサー類の広がりに対して迷光対策となる低反射塗料、金属素材への高耐食化のニーズに応じる機能性薄膜コーティング剤、塗膜に外部からの欠陥を受けた際に自動的に修復される自己修復性塗膜を紹介します。
『塗布と塗膜』
昭和46年に創刊した旧『工業塗装』誌の工業用塗料・塗装分野はもとより、建築用塗料・塗装分野はもちろんのこと、広くコーティングや表面処理、関連材料、更には色彩・デザインといった分野までを網羅する業界関連総合専門誌。業界とユーザーを繋ぐ専門誌として創立65周年に新題号としてスタートしました。