外装の配色手法を説明 環境セミナー開く―日本塗装工業会埼玉県支部
日本塗装工業会埼玉県支部(松尾康司支部長)は「平成28年度環境セミナー」を9月14日午後1時半から、さいたま市南区鹿手袋の埼玉建産連研修センターで開催した。
「現場で役立つ色彩活用術~外装の配色手法と実例のご紹介~」では、日本ペイント関東支店色彩グループの千賀恵美子氏が、景観計画策定地域であるかどうかの確認や、各地区で決める建物の高さや延床(建築)面積により届け出対象が決定、色彩が条例の範囲内に収まっているかなどが確認ポイントとした。
外装色彩設計では①外壁に適応しやすい色を選ぶ②塗装しない部位との調和③建物の形態に合った配色④経年変化への配慮が重要とし、ツートーンカラーや資産価値の向上にもなる色彩分節の手法なども紹介した。
続く「化学物質リスクアセスメントについて~労働安全衛生法の改正~」では日本ペイント埼玉営業所長の後藤英太氏がリスクアセスメントは「危険性を理解し、安全に取り扱うように指導すること」と強調。そのリスク見積もり支援ツールのコントロールバンディングを詳細に説明し注目された。
清和産業マーケティングの奈良輝之氏による「災害現場における高圧洗浄機の役割とメンテナンスについて」の講演もあった。冒頭のあいさつで松尾支部長も「施主から色彩の提案をしてほしいといわれるケースがよくある。今日のお話を有効に活用いただきたい」などと述べた。