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CEMA総会、21世紀ビジョン推進

日本塗装機械工業会(佐伯直泰会長)は、6月10日午後2時から大阪市淀川区西中島のニューオーサカホテルで、第48回年次総会を開いた。

あいさつに立った佐伯会長は「インバウンドで賑わうようになり、また万博まで1年を切った。経済効果において、2兆9千億円との予想もあるようだ。しかし、工事の遅れ、工事費の膨張、地元以外の関心の低さなどが言われている。開催するからには成功させていきたいと思う。会期にあたっては是非大阪市にお越しいただきたい。さて、世界各地での自然災害、紛争、パンデミックなどが起こり、VUCAといわれる時代に対し、ドラスティックに適応しなくてはならない。その場しのぎではないビションを持つことが大事だと言える。その点、CEMAは3つのビションからなる、21世紀ビションを掲げている。積極的に活動し、これからもぶれることなくチャレンジしていきたい」と述べた。
 
議案事項は承認され、今年度はビションにそって、①環境対策②自動化・省人化③塗料・塗装業界の高度協業化(新技術開発の推進、労働安全衛生)④新塗装方法開発・事業機会創出⑤DX、GXの活用推進⑥ジェンダー平等の6つの具体的テーマに取組む。委員会は、統計調査、技術、シンポジウム、広報、運営企画の5委員会で構成。コーティングジャパン東京への出展のほか、シンポジウムは10月18日、秋季合同部会は11月15日、新年会は1月20日の開催を予定している。
 
また、役員改選では、専務理事に平野克己氏に代わり、樋川浩一氏が就任し「2026年に50周年を迎える。活動にはSDGsへの取組みを進めるが、皆さん、また関係団体のお力添えが欠かせない。精一杯取り組みたい」 とあいさつした。
 
その後、懇親会が開かれ、佐伯会長のあいさつ、来賓の日本パウダーコーティング協同組合理事長の長谷川智久氏、日本塗料商業組合理事長の中山保幸氏のあいさつに続き、同組合副会長の里見康夫氏の乾杯の発声で懇親に入った。
 中締めを日本塗装機械工業会副会長の服部修一氏が行い、閉会した。