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技能グランプリOSAKA開かる

大阪府技能士会連合会主催による「第35回大阪府技能競技大会(技能グランプリOSAKA)」が9月30日大阪市大正区の大阪府港湾教育訓練センターで行われた。塗装(建築塗装)には大阪府塗装工業協同組合(小掠武志理事長)から5人の一級技能士が出場した。

一級技能士が3つの課題に挑戦



参加選手は、大塚将司氏(タシロ)、清水翔太氏(日之出塗装工業)、鈴木翔平氏(石渡康三郎塗装店)、善利智行氏(三木塗装店)、西口嘉織氏(ハーテック)だった。この大会は、技能士の技術向上と技能の重要性を府民にアピールするとともに、技能士の社会的地位の向上を目的として毎年開催されている。当日8時50分から開会式が行われ、9時35分から競技を開始した。各選手は4時間の競技時間で3つの課題に対し日頃の技を競い合った。
 
建築塗装の課題1「調色作業」は指定されたグリーンとベージュの2色のつや有り合成樹脂エマルションペイントを調色し、見本板に塗装し12時までに提出する。課題2は「つや有り合成樹脂エマルションペイント塗装作業」で910㎜×1200㎜のラワン合板に指定された図面に仕上げる。作業環境については原則、イーゼルの上で天地無用にて作業する。
 
課題3は「額縁仕上」で、額縁(枠材)は支給材(水性ステイン)を刷毛塗り1回とし、枠の塗装作業の順番は任意とする。塗装前に素地調整を行う。課題移動後の補修(部分塗装)は可とする。その他の職種では、ガラス施工、印章彫刻(木口彫刻)、フラワー装飾、表装(壁装)、内装仕上げ施工(化粧フィルム工事)があった。
 
表彰(優秀賞・優良賞)は、11月25日大阪市中央公会堂における大阪府職業能力開発促進大会で行われる。