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日本塗料工業会は、２０２２年11月に発行を予定している「塗料用標準色Ｍ版（ポケット版、ワイド版）」「２０２２オートペイントカラーズ」について、製作委託会社の社内事情により、発行を中止することを10月13日に開かれた理事会で決定した。製作会社の辞退申し出に対し、日塗工では時間をかけて製造の継続に向けて話し合ってきたが、日塗工サイドの不備や不具合はないとしながらも辞退の意思が強いことから、今回の決断となった。

日塗工は「お買い求めいただいている皆さま、ご利用いただいている皆さまにご迷惑をお掛けしお詫び申し上げます」と述べ ており、予約申込者にはＦＡＸやメールにて連絡を開始。また、色見本帳は重要な資料であることから次の製作会社を見付け、同Ｌ版の有効期間である２０２４年６月までに対応していきたいとしている。

塗料用標準色は、１９５４年に第１版を発行して以来、２０２０ 年度に発行した ２０２１ 年Ｌ版で 35 版を数える。ここ数年は35万部以上の発行を続けている。