東産技研城東、デザインとものづくりスタジオ開設
2017.11.17
東京都立産業技術研究センター城東支所に、「デザインスタジオ」と「ものづくりスタジオ」が開設した。
デザイン~試作(部品加工、金型など)~評価(強度試験、化学分析、電気・電子計測、環境試験など)までの一貫したものづくり支援体制が整い、地域に密着した高付加価値ものづくり支援の強化に繋がる。
これを記念し、10月11日午後3時から式典が行われた。見学会では、新たに導入したインクジェット式3次元造形装置、ファイバーレーザー加工機、100kn万能試験機、デジタルマイクロスコープなどの各種機器も紹介された。
スタジオ開設により、製品の高付加価値化のためデザイン、試作加工機能を強化を目指す。そのため2階に「デザインスタジオ」、1階に「ものづくりスタジオ」を開設することになった。デザインスタジオは、作業スペースを約3倍にし、大型製品のデザイン検討もできるようにした。また、ものづくりスタジオでは、最新の3Dプリンターや加工機など導入して多くの種類の試作加工ができる。
同センター担当者は「ふたつのスタジオを開設し、企業の皆さんにこれまで以上に活用頂き、魅力ある製品を作っていって頂きたい。試作品が上手くいった、製品化できたといった声をお聞きすることを楽しみにしている」と話す。