ACA2021、グランプリに2車種
日本流行色協会(三雲英一理事長)は、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する制度「オートカラーアウォード2021(ACA2021)」を1月26日にオンラインで開催し、「グランプリ」を決定した。今回のグランプリは2つのカラーデザインが選ばれトヨタ自動車の「LEXUS LS500h/LS500」と日産自動車の「アリア」が同時受賞した。また、特別賞にマツダの「MAZDA MX-30/MAZDA MX-30 EV MODEL」が輝いた。
グランプリに輝いた「LEXUS LS500h/LS500」の受賞理由に、審査員は「長年日本の伝統工芸とクルマの融合に取り組んでおり、光のようなエクステリアに加え、インテリアに西陣織や箔などを使い、見事なクオリティに達していた。豪華さがありながらもすっきりと洗練され、エクステリアとインテリアがひとつの塊となって見えるまとまり感があった」と評している。
一方「アリア」は、「禅をテーマにしているが、日本ではなくグローバルな視点から生み出された、非常に先進的なCMFである。閉塞感の強い時代のなか、エクステリアカラーは夜明けのイメージで、そのCMFには夜が明けて行くような、闇が開かれていくような新しさが感じられた。また、太陽を思わせるエクステリアと、静かなインテリアとのコンビネーションも美しかった」と評された。グランプリ、特別賞のカラーは以下の通り。
▽LEXUS LS500h/LS500=エクステリア:銀影ラスター、インテリア:プラチナ箔&西陣(ブラック)▽アリア=エクステリア:暁 -アカツキ- (サンライズカッパー/ミッドナイトブラック)2トーン、インテリア:ブルーグレー▽MAZDA MX-30/MAZDA MX-30 EV MODEL=エクステリア:ソウルレッドクリスタルメタリック(3トーン)/セラミックメタリック(3トーン)、インテリア:インダストリアルクラシック※2つのエクステリアカラーでノミネート。