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日塗装神奈川&昭和会、塗装ボランティア

日本塗装工業会神奈川県支部(今村文治支部長)と神奈川昭和会(髙野一哉会長)は、6月20日午前8時から神奈川県中郡大磯町の児童養護施設エリザベス・サンダース・ホームで、第46回塗装ボランティア活動を実施した。当日は46社72人と多くの会員が参加し、神奈川の連携体制の強さを見せた。
 
今回は広い敷地の中にある9棟のうち4棟の施工で、塗装箇所は、リビングや廊下天井、洗面所壁等の共用部内装および建具類。数班に分かれ、段取りよく作業が行われた。使用材料は、環境対応型の低VOC水性塗料で、防藻、防カビ、低汚染等の高い機能性を有する日本ペイントの水性ケンエース、水性ケンエースグロスを採用した。

あいさつに立った今村支部長=写真=は「コロナ規制が解除となり、昨年からボランティア塗装活動が再開し嬉しく思う。私が昭和会にいた頃、13年前に本施設のボランティア塗装をした。今日ここに来て懐かしいと感じている。皆さんと協力し、脈々とボランティア塗装を続けて来たことは感慨深いものがある。我々は塗装業ということで、社会貢献として持っている技術を遺憾なく発揮していただきたい。暑くなるので、熱中症、事故、怪我に十分注意して安全に作業してほしい」と述べた。
 
続いて、髙野会長は「今日は晴れて良かった。たくさんの方にお集まりいただき感謝している。前回の本施設ボランティア塗装には私も参加している。事前調査で感じたのは、内装はほとんど壁紙で、塗装する箇所が少なくなっている。しかし、塗料・塗装の温かい雰囲気は必ず将来に繋がっていくと思っている。我々にしかできないボランティアとして、ここで暮らす子供達のために活動していただきたい」と述べた。
 
これを受け、同施設の一寸木智文施設長は「前回ボランティア塗装時、私は現場の職員として子供たちの支援にあたっており、尽力いただく姿を陰ながら見させていただいた。この広い敷地には9つの寮、ホームがある。今日、学校から帰り綺麗になった家を喜んで生活してくれる、それが何よりの利益だと思っている。よろしくお願いしたい」と感謝の意を述べた。両会には、神奈川県福祉協議会およびエリザベス・サンダース・ホームから感謝状が贈られた。

ボランティア活動で充実した表情の参加メンバー