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建産協、 遮熱塗料の国際規格化目指す

日本建材・住宅設備産業協会(堀秀充会長)は、7月21日午後3時より、東京都中央区日本橋浜町の同協会会議室並びにWEB併用開催にて、2023年度第1回情報交換会を開いた。
 
初めに、同協会の概要と2023年度運営体制や2022年度活動実績並びに2023年度活動計画について説明があった。その後、委員会・部会のトピックスに移り、①グリーン建材・設備製品に関する国際標準化、②物流課題への取組みについて、Japan Home&Building Show2023出展概要の報告が行われた。 塗料分野関連の活動として、グリーン建材の国際標準化において、2022年度の事業で「遮熱塗料の熱流計測法における日射侵入比測定法の国際標準化」について、委員会原案(CD)への移行が合意に至っていたが、本年度は国際規格原案(DIS)への移行を目指すとした。
 
なお、この国際標準化に当たり、2021年12月に新規提案が承認されており、2024年11月に国際規格発行を目標としていたが、半年くらい遅れそうであるとの報告があった。これまでに日本が「窓・ドアの日射取得率の測定法」の開発を主導してきたが、今後は自然太陽光を用いた、より簡便な測定法の開発を目指すとした。
 
また、JIS等のアジア諸国での国家規格化の技術支援では、ベトナムにおいては、省エネラベリング制度、塗料(耐久性、防錆機能)・水廻り製品に関する規格について、インドネシアにおいては、窓等の日射熱取得率の測定方法・塗料・水廻り製品に関する規格について情報提供していく。
 
国内における建築BIMへの取組みについては、課題整理、対応方針を検討し、建築BIM環境整備部会(国土交通省)で対応方針を説明していく。