WEB塗料報知|塗料・塗装、コーティング業界のプラットフォーム

日本塗装工業会 、けんせつ女子ビューティーセミナー

日本塗装工業会は、10月8日午後12時30分から宮城県仙台市青葉区の仙台駅前アエルで「けんせつ女子ビューティーセミナー」を開催した。
 
本セミナーには、建設業界で働く女性や建設関連の学校に通う女子学生、建設業界に興味関心のある女性、計51人が参加した。

普及委員会の片桐久委員長は開会のあいさつで、「日塗装『実態調査』によると、全国の会員会社2300社ほどのうち、女性直用工は約700人が在籍している。女性の活躍支援、意見を聞くことが業界の人材不足解消のヒントになるとの発想からスタートした。西下副会長が普及委員長時代の4年前から企画・検討をはじめ、昨年11月に松山、今年6月に広島、今回が3回目の開催となる。建設業は男性社会だが、我々も変わっていかなければいけない。この塗装業界から建設業界へフィードバックしたい。今日はたくさんお話ししていただき、ご意見を頂戴するなど良い時間を過ごしていただきたい」と述べた。

 日塗装東北・青森ブロック理事の相馬真二氏による挨拶があり、セミナーが開始された。
 ビューティーアドバイザー講話「どんな時でも美しく!~紫外線・化粧くずれに負けないメイク~」を佐藤真理子氏(資生堂ジャパン ソーシャルエリアパートナー)、続いて以下3つのテーマで深田絵里氏(wiwiwコンサルティング事業部コンサルタント)が講義した。
 
最初の講話「私にとっての女性活躍推進を考える」の後、本音トークディスカッションを行った。

次の講話「建設業における女性かつ推進の取り組み」の後のパネルディスカッションでは、熊谷友紀社長(友美装)、鈴木友美氏(堀越)をパネラーとし討論。いろいろな場に行けて新鮮、現場にトイレが仮設しか無い、三角コーナーが無い、男性と同じ仕事で体力面に不安などの意見が上がった。また要望として、女性用仮設トイレを男性用仮設トイレと離して設置しほしい、との声もあった。深田氏は、「仮設トイレの意見は松山、広島でも出ていたが、離して設置してほしいとの意見は初めて。本日の参加者は現場より事務職の方が多いようだが、建設業はたくさんの職種があり、それぞれにやりがいや難しさがある。また女性への過剰な配慮は、やる気、機会を損ねることもある」と意見を述べた。
 

パネルディスカッションで意見交換


最後の講話「私らしいキャリアについて考える」の後にグループディスカッションがあり、松川多喜夫氏(日塗装宮城支部長)が開催支部のあいさつを述べた後、抽選会などのイベント、参加者全員による記念撮影で盛り上がり、閉会した。

セミナー後、リラックスした状態で記念撮影