コーティングジャパン、来場者の問題解決に対応
RX Japanは、10月29日から31日まで、千葉県美浜区中瀬の幕張メッセで、第7回「塗料・塗装設備展(コーティングジャパン)」を開催した。来場者は併設展示会と合わせ4万6813人だった(主催者発表・速報)。同展は日本塗料工業会が共催となり、塗料・コーティングから塗装機等が一堂に集結する塗料・塗装の専門展である。
日本塗料工業会は、集客数の増加を目指し、ブースの広さを昨年の4・5小間から7・5小間に拡張。「PAINT PAVILION」として展開し、来場者動員に力を入れた。今回は関西ペイント、日本特殊塗料、水谷ペイント、久保孝ペイント、中国塗料、斎藤塗料、ユニオンペイントグループ、東洋アルミニウム、SHOWupシグナルの9社が参加した。
日塗工ブースと隣接して日本塗装機械工業会(CEMA)、コーティング・コンソーシアム(CoCo)、塗料報知新聞社が共同ブースを構え活動。CEMAは「塗料・塗装相談コーナー」を設け、多くの来場者の質問に対応し好評だった。塗料報知新聞社も「業界ナビゲーター」として、来場者の困りごとに対し、ネットワークを活かした活動を推進した。
また同展の「塗料・塗装セミナー」コーナーでは、3日間にわたり塗料・塗装3団体のセミナーが開催された。2日目には日本塗料工業会の田桐澤根常務理事が「塗料・塗装業界のサスティナビリティ対応」のホットなテーマで講演した。田桐氏はコーティング・コンソーシアム(CoCo)のChairmanを務めており、塗料・塗装業界の繋がりの重要性を提案した。
塗料・塗装業界においてもCO2削減の取組みが求められている。田桐氏はCoCoでは現在「塗装機器設備のガイダンスカタログ」と「脱炭素へのチェックリスト」を作成していると対応を紹介した。