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盛況の塗料・塗装設備展

RX Japanは、10月4日から6日まで、千葉市美浜区中瀬の幕張メッセで、第6回「塗料・塗装設備展(コーティング ジャパン)」を開催した。来場者数は併設展示会と合わせ4万3663人だった。(主催者発表・速報)。

同展は日本塗料工業会が共催となり、塗料・コーティングから塗装機等が一堂に結集する塗料・塗装の専門展である。共催の日本塗料工業会は、集客数の増加を目指し、ブースの広さを4・5小間に拡張。ブース内中央には「POWER OF COLOR」のコーナーを設け、来場者を惹きつけた。なお、会員5社が各社機能性塗料を出展した。

業界団体・メディアで隣接出展ブース


日塗工ブースと隣接出展したのが、日本塗装工業会(CEMA)、コーティング・コンソーシアム(CoCo)、塗料報知新聞社である。CEMAは、「塗料・塗装相談コーナー」を展開。連日同コーナーは満席と好評を博した。本紙も来場者からの相談に応じ「業界ナビゲーター」を務めた。来場者の要望をヒヤリングし、関連出展ブースへの誘導や業界ネットワークを生かした業界窓口を紹介した。

今回の来場者からは剥離の課題や、塗装の自動化といった相談が目立った。また、宇宙産業の塗装について情報収集が始まっていると感じた。団体と隣接したブースにすることで、情報を共有でき、来場者からの相談にワンストップで対応できるメリットを生かした。
 
また、同展の「塗料・塗装セミナー」コーナーでは、3日間にわたり塗料・塗装3団体のセミナーが行われ賑わった。そのなかで、昨年7月に設立したコーティング・コンソーシアム(CoCo)は、「塗料・塗装業界とSDGs」のテーマで講演を行った。

掲げた理念・目的に従って「つくる~ぬる」のLCAモデルを構築し、カーボンニュートラルを目指す。先般、実施したCO2削減に関するアンケート結果について解説するとともに、その内容をホームページで公開。これからの塗料・塗装業界におけるカーボンニュートラル推進には「各事業所に合った取組みが必要」、そのためには「関連業界の協力による活動が必要」とした。
 

初の試みとなる交流懇親会


会期2日目には、同展初めての試みとなる塗料・塗装設備展「交流懇親会」が開かれ、出展企業同士の情報交換が行われた。