Living & Design 2019がインテックス大阪で開催
住空間の国際見本市「LIVING & DESIGN2019」が10月30日~11月1日までの3日間、大阪市住之江区南港北のインテックス5号間で開催された。今回のテーマは、「NEW QUALITY~付加価値時代の始まり~」だった。
業界関連では機能性に優れた漆喰系の塗材や塗料が展示された。
イケダコーポレーション
イケダコーポレーションは、ドイツ・リボス社の自然健康塗料をアピールした。「タヤエクステリア」は、リボス社と共同開発した日本仕様の自然塗料で厳しい日本の環境に対応した高耐候性と撥水性、亜麻仁油が主成分で室内にも使用できる。
「スイスウォール」は、化学的なボンドなどを含まず、空気中の二酸化炭素と結合を繰り返すことで、再石灰化(硬化)し、何世代にもわたり住み続けることができる。また呼吸を繰り返すたび空気中のホルムアルデヒドなどの化学物質や臭いを吸着して分解する。さらに強アルカリ成分には殺菌作用がある。
コバヤシ産業
コバヤシ産業は、高いデザイン性と機能性を兼ね備えた意匠性仕上材「オルトレマテリア」を紹介した。
イタリアで開発された製品で、あらゆる下地に対して施工が可能で、メンテナンスや補修も容易に行える。またマイナスイオンによる空気浄化作用と抗菌作用を持つ。床、壁、家具などあらゆる箇所への施工に対応し、一日中エネルギーを消費せずに空気を浄化、不要なバクテリアやウイルスの除去を通じて環境の持続可能性を高めるエコ左官材料である。
オンザウォール
オンザウォールの「ピュアライム」はイタリアの製品で、ジェル状の消石灰を12カ月以上かけて熟成させた純度の高い漆喰である。熟成させたものは強度があり、濃淡どちらの発色も良く、施工がしやすく、仕上がりもナチュラルな美しいものになる。