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タクボと武蔵塗料、メッキ塗装の量産開発

タクボエンジニアリングと武蔵塗料ホールディングスは、スプレーによるメッキ塗装の量産システムを開発した。市場展開は、タクボエンジニアリングにより「インジウム ミラーコーティングシステム」として、提案・施工・販売を実施する。

塗料メーカーとエンジニアリングメーカーによる共同開発



同システムは、特殊塗料とその専用装置によって鏡面効果を実現する表面処理加工技術。これまで、メッキ塗装のスプレーによる量産化は塗膜の均一化やコストの問題から難しかった。今回の開発で、タクボエンジニアリングの塗装技術「Rの技術」を活用したことで、薄膜による多重塗装を可能にさせた。同技術によりメッキ塗装の仕様を完成させ、さらに自動化提案により量産化が可能となった。
 
インジウム ミラーコーティングの塗膜は、インジウムによりミラー層を形成、耐候性と耐食性に優れる。また、鏡面効果の意匠性に加え、ミリ波などの電波透過性という付加価値も付随する。
 
同システムは、基本プロセスは、3コート3ベイクとなり、アンダーコート→乾燥→インジウムコート→乾燥→トップコート→乾燥からなる。なお、「ツヤ有り」「ツヤ消し」「色付き」等の多様な鏡面が施せる。
 
電気自動車のセキュリティ・セーフティ技術などにより、意匠性と電波透過性の機能を備えた塗膜ニーズが高まっており、今後の量産に期待は大きい。
 
℡0475・50・0211