4月業況アンケート、出荷数量減も金額は増
日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2024年4月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が97・8%と減少したが、販売金額は103・9%と増加した。
需要分野別(金額)では船舶・構造物は同108・0%、電気・機械・金属は同104・7%、建築は同104・2%と上回ったが、、自動車が同98・9%、木工が同94・6%と下回った。
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが14社、マイナスが18社、横ばいが1社。販売金額は33社中、同プラスが17社、マイナスが14社、横ばいが2社であった。出荷数量の推定値は12万4千tで前年同月比97・6%、同金額は638億円で前年同月より24億円増加した。
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが12社、マイナスが9社。自動車は14社中プラスが5社、マイナスが7社、横ばいが2社。船舶・構造物は9社中プラスが5社、マイナスが2社、横ばいが2社。電気・機械・金属は18社中プラスが10社、マイナスが7社、横ばいが1社。木工は8社中プラスが3社、マイナスが5社であった。
2024年5月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が13社、マイナスが15社、横ばいが5社。同金額はプラス予想が16社、マイナスが9社、横ばいが8社であった。なお、5月の出荷数量見込みは前年同月比99・7%、同金額は102・7%としている。