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アキュイティー（東京・佐藤眞平社長）はこのほど、異物やバリ、傷等、これまで人が行っていた目視検査の自動化を実現した「外観検査システム」を上市した。

汚れ・ほつれ不良品の自動検出

　外観検査システムは、製品の目視検査を自動化したい、少量多品種の対象を自動で検査したい、人によってバラバラな検査基準をＡＩで統一しヒューマンエラーをなくしたい、などの課題に応えた。検査や検品における業務の効率化と精度の維持・向上を実現する。
　
同システムのおもな特長は、検査を自動化することで人件費を削減。単なる画像処理技術では検知できなかった傷やほつれ等も精度高く検知できるため、検査ミスによる余計なコストやダブルチェック、トリプルチェックといったコストを大幅に削減する。また、検査・検品の解析結果を一元管理することができ、不良品発生原因の特定をスピーディーに行うことができる。さらに、目視検査によるヒューマンエラーの課題が自動化により解消する。不良個所の検知精度は、バリ、傷、穴、ほつれ等パターンごとに蓄積した画像データを適切に処理し、機械学習とテストを繰り返すことで高まっていく。
　
同システムは、従来の画像処理と異なり、機械学習の知見を持った専門スタッフが要件に合わせた最適な画像処理技術を有しているため、誤検出を低減することが可能となる。初期導入時から精度の高い自動検査を行うために多くの不良品データを収集し、機械学習を行う。これにより、一連の検査工程の中で対象品を変更する際も作業を一度停止して設定を変える等の操作は不要。同システムは、各要件にあわせて運用しやすい形でのカスタマイズにも対応している。
　
℡03・６８１０・３６１５