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ビジネスチャンス発掘F、モノづくりの新提案

「ビジネスチャンス発掘フェア2023」が11月29・30日の両日、大阪市中央区本町橋のマイドームおおさか2階、3階展示場で開催された。
 
ウチダは、創業以来日本ペイントの特約店として、工業用塗料の販売を主としている。今回は工場のリフォーム需要開拓をアピール。製品としては、水や油で濡れていても滑りにくく、丈夫で長持ちする「ネオガード スパイク」を重点にPRした。特長は床面、階段、スロープなどの高度な防滑性による安全対策のほか、作業面ではリシンガンによる大面積の施工、コテ・ローラーによる施工が可能なこと。その他、日本ペイントの高硬度耐ダメージ塗料、流れサビ防止塗料、オールラウンド鉄部用塗料を紹介した。
 
アダプトは無機表面皮膜を提案した。各種金属に対してプライマーを必要としない、1液性常温硬化性ケミカル、ストレス、クラック防止剤「FSC-PCGグレード」の高機能性を訴えた。シロキサン皮膜(無機質)100%で、今までプライマーなしでは密着が困難とされていたPC(ポリカーボネート樹脂)に対し、プライマーを必要とせず、1液ダイレクト皮膜形成を可能とした。常温環境下で、酸素と湿気(水)との加水分解反応により、ポリカーボネート基板上で急速に縮合反応して密着するシロキサン液剤である。
 
ニットープロセスは、「レーザーマーキング×特殊印刷」の加飾新技術を紹介した。同社はシルク印刷からスタートし、曲面印、UV印刷、パット印刷、2008年からレーザー事業を開始した。成形品を主に、工業部品や弱電製品、販促品や日用品、医療製品まで印刷している。印刷以外の「加飾」に関する相談にも対応するとのことである。