東日本塗料、断熱コートが発売以来過去最高
東日本塗料が以前にも増して内外装材にも力を入れている。「東日本塗料と言えば、床・防水」というイメージを払拭するべく、ヒット商品「断熱コート」「断熱コートEX」といった遮断熱塗料を筆頭に、調色力・スピード対応、幅広い下塗材のラインアップを新たな魅力として、床・防水材のイメージを覆す勢いだ。
「断熱コート」「断熱コートEX」は、元々断熱性能を売りに戸建、工場、公共工事での屋根・外壁と幅広く実績が多くあった。近年は、高耐候性、防水性能、結露抑制などの機能にも注目が集まり、寒冷地や、タンク・畜舎等多種多様な物件にも採用されている。施工業者、施主からも評価が高まり、リピーター率が非常に高い。また、同社の現場対応力と相まって、2019年度は、発売以来過去最大となる大手企業の工場屋根での実績を出した。
同社の調色力には定評があったが、この調色力が一番発揮されるのが内外装用上塗材。特に「アクアレスメル」は超低臭であること、「他では断られた」色が調色できることが強み。艶有・半艶・艶消のラインアップを揃えるが、艶有は外部にも使えるという幅広さ。鉄道駅のユニバーサルデザイン用に採用されるほど、評価が高い。また、一液水性塗料で、塗装に不慣れな人が気軽に使える塗料としても評判を呼んでいる。
また、「シリコントップⅡ」でも同社の調色力は評価されている。それだけに留まらず、一液水性タイプで簡単施工が可能な上、高弾性でシーリングへの追従がよく、耐候性も持ち合わせており、より品質の高いものを求める顧客からの引き合いが多い。
「高性能でニッチな分野での訴求力」をテーマに顧客のニーズを的確に捉え、同社は今後も内外装材に力を入れ、製品力の向上を目指す。
℡03・3693・0851
<第4275号(2020年2月17日号)5面掲載>