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岩崎電気は耐候性試験機２製品を10月1日発売した。耐候性試験機「アイ スーパーキセノンテスター」の最新機種「ＸＥＲ-Ｗ８５」は、従来機種より消費電力を約10％削減、環境試験温度コントロールに使用する冷媒を見直し、地球温暖化係数ＧＷＰ値を67％削減(ＧＷＰ１２８２)した環境負荷軽減設計とした。

また、コンパクトの設計により約28％サイズダウン、装置質量は約25％軽量化を実現させた。既存設備との置き換えもしやすく移動・設置も容易となった。さらにユーザーインターフェイスを一新し、操作性を向上したタッチパネルにより、オリジナルの試験条件設定も可能とした。
　

アイ スーパーＵＶテスター・ＳＵＶ‐Ｗ１７１

同時発売となった紫外線ランプ方式の耐候性試験機「アイ スーパーＵＶテスター」の最新機種「ＳＵＶ‐Ｗ１７１」は、既存装置と比べ装置サイズの縮小を図りながらも、有効照射面積を20％拡大、より多くのサンプルを試験できるようになった。また、消費電力を約20％削減にも成功している。試験機本体に内蔵していたチラーを削減することで本体のフロン不使用とし環境負荷軽減に貢献する。さらに各種設定を行う操作パネルとソフトウェアを刷新し、メンテナンスや校正時期もアイコン表示することで、見やすく操作性を向上させた。
　
今回のリニューアル発売は、環境に配慮した設計変更が主となる。メーカー希望価格で「ＸＥＲ-Ｗ８５」は１４８０万円。「ＳＵＶ‐Ｗ１７１」は、１４５０万円となる。
　
℡03・５８４６・９０２９