関西ペイント、自補修AI検索ソフトを展開
調色精度は大幅に向上、メタリックの判別も
関西ペイントと関西ペイント販売は、自動車補修用コンピューター調色システム「AIカラーシステム」で、機械学習を用いた新規検索エンジン搭載ソフトの展開を開始した。
近年、コンピューター調色システムの普及が進んでいる。そうした中、両社では2017年1月から販売を開始した「AIカラーシステム」は、調色工程の標準化ツールとして、ボディーショップの生産性向上を目指す顧客での採用が進んでいるという。
今回、展開を開始する新規検索エンジン搭載ソフトは、市場で流通する自動車補修用コンピューター調色システムの多くが採用する特定計算式によるCCM(コンピューターカラーマッチング)ロジックと異なるもの。コンピューターが過去のビッグデータをもとにパターンや傾向を解析し、最適解を判断する新技術を採用しており、すでに特許取得をしている。新規検索エンジン搭載ソフトにより、調色精度は大幅に向上。従来は、困難であったメタリック塗色でのメタリック感の判別が可能となることで、調色工程における作業時間の大幅な削減を実現する。また、同ソフトはインターネット回線を通じて顧客の「AIカラーシステム」に配信されるため、従来ソフトを使用している顧客も利用が可能である。
同社グループでは、「AIカラーシステム」を通じて、顧客の〝誰もが活躍できるやりがいのある職場づくり〟のサポートを推進。今後、多様化が進むボディーショップの職場課題の解決に貢献していくとのことだ。
℡03・5711・8903(関西ペイント販売・自動車補修塗料販売本部営業部)