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ワークスの光る塗料「LumiLor(ルミロール)」

 

ワークス(大阪府高槻市・立橋和也社長)は、昨年発光コーティングシステム「LumiLor(ルミロール)」の日本正規販売代理店としてアメリカから公式ライセンスを取得した。去る5月22日~24日大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された「第2回[関西]高機能塗料展」に同製品を出展し、予想以上の大きな反響があった。出展以降ホームページに引き合いや問い合わせが殺到し、その対応に追われている。従来のLEDやブラックライトとは違ったアート効果を発揮する、アメリカ生まれの電気で光る塗料「ルミロール」を紹介する。

 

 

ルミロールは、スプレーで塗装する多層で構成された電界発光コーティングシステムである。この塗布層全体を総称して「ルミロール スタック(積層)」と呼んでいる。各層の概要は次の通りである。

①バックプレーン層=導電性が高く抵抗が低い材料であり、発光面全体にわたって電流をサポートすることができる。

②ダイレック誘導体層=絶縁層であり、システムのオーバーヒートまたはショートが起こらないようにする。

③ルミカラ―(蛍光体)層=電源を入れると発光する粒子の材料。

④バスパー層=バックブレーン材料であり、電流の流れをより良くするための低抵抗経路を提供する。

⑤CTC導電性トップコート層=表面全体にスプレーされた透光性伝導性材料であり、電流を分散させて光を発光させることができる。

⑥クリアコート層(トップコート)=ルミロールを汚染物質、紫外線(UV)などから保護するウレタン塗料のクリアコート。

ルミロールの基本色は、グリーン、アクア、ブルー、ホワイト、オレンジ、イエロー、バイオレット、ピンクの8色で、これらの色はルミロールが点灯している時に見える色である。消灯している場合は自動車用プライマーのような灰色の色合いで表示される。トップコート(エアブラシ、着色クリアコート、カラートップコート、ハイドログラフィックなど)を使用してルミロールの外観を変更し、好みの効果を出すことができる。

 

ルミロールは、発光時に触っても熱を感じない。仕様に沿って塗布すれば約0.1mmの薄膜となり、最大で180度の柔軟性がある。(施工条件により)フィラメントが破損することがなく安心である。また、光源に対して離れた場所から、暗闇、煙、霧の中でも非常によく見える。見やすく、目にやさしく、エネルギー消費が少ない素材である。

 塗装できる材料は、金属、木材、グラスファイバー、カーボンファイバー、プラスチック、ビニールなど。用途は乗用車、航空機、自転車、ヘルメットなどがあり、海外では高級車やスーパーカーなどへの実績もある。

問合せ先:ワークス ℡072・629・7750/WEB http://www.lumilorjapan.net/