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特集 屋根用塗料の水系シフトを目指す

水谷ペイントが、2018年に発売した水系屋根用塗料「ルーフピアニ」が好調だ。自動車用塗料や外装塗料では、溶剤系塗料から水系塗料へのシフトがすすむ一方で、屋根用塗料は溶剤系塗料が主流である。屋根用塗料は過酷な状況に耐えるよう高い耐久性が求められるが、1液型が主流の水系塗料では耐久性能への信頼が薄い。
ルーフピアニは、世界初の水系2液硬化システムの「System M(システムM)」によって、水系ながらも従来の弱溶剤系2液型シリコン樹脂塗料と同等以上の優れた性能を発揮する。

水系で耐久性の高い「ルーフピアニ」の施工例


低分子量の硬化成分が、エマルション粒子間だけでなく粒子内でも架橋し、均一で強い塗膜を形成するため、厳しい気候環境でも長持ちする高い耐久性と防汚性を持つ。さらにこの硬化成分の反応により、水系塗料の欠点といえる界面活性剤が原因の諸物性低下問題についても解決した。また、下塗りを変えることで金属基材にも塗装可能なため、寒冷地にも対応できる。これらの性能により水系塗料へのシフトを安心して進めていることが可能となる。
2020年7月には市場のニーズを受け、遮熱色と銀黒色を追加発売した。性能・色ともにバリエーション豊富なラインアップを提供している。
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