ロックペイント、建築・車両2製品を上市
ロックペイントは建築用と車両用の塗料の2製品を7月に新たに上市した。
建築用となる水性2液変性エポキシ樹脂錆止め塗料「ハイプライマーアクア」は、水性錆止め塗料の課題であった防錆力を格段に向上させ、変性エポキシ樹脂プライマーに匹敵する防錆力を実現。環境対応型の錆止め塗料のため、水性上塗り塗料との組み合わせにより高性能の完全水性仕様が可能となった。クロム化合物も一切配合していないため、土壌汚染の心配もない。
同塗料は、JASS18M109適合品で、ホルムアルデヒド放散等級区分F☆☆☆☆。水で希釈でき、塗料中のVOC(揮発性有機化合物)は少なくホルムアルデヒドも放散しないため、居室内で無制限に使用できる。臭気が少ないため、塗装時は作業者や居住者、周辺環境に配慮しており、消防法上の非危険物のため取り扱いやすい。
また、従来の水性錆止めに比べ乾燥が早いので作業性に優れる。金属面の塗り替えに最適であり、鉄部のみならずトタン、アルミ、ステンレスに対して優れた付着性を発揮する。幅広い上塗り塗料に対応し、吸い込みも少ないので上塗り本来の美しい仕上がりが得られる製品となった。
一方、車両用となる環境配慮型6:1アクリルポリウレタン樹脂塗料「ハイロックECO DUAL(デュアル)」は、建設や産業用途の主に工業用車両向けに開発された。金属面にダイレクトに塗装することが可能な下塗り機能付帯型の環境配慮型アクリルポリウレタン樹脂上塗り塗料で、特定化学物質障害予防規則に対応し、PRTR届出が不要となる。
アクリルポリウレタン樹脂をベースに特殊防錆顔料をバランスよく配合したことで、耐候性に加え、各種金属面に対して優れた付着性と耐食性を発揮。下塗りと上塗りの特性を兼ね備えており、1コートで優れた防錆力と耐候性、耐チッピング性を実現する。
また、ハイソリッドタイプでタレ難い設計になっており、高固形分塗装が可能なので塗装環境の低VOC化に寄与する。フタル酸樹脂系塗料(アルキド樹脂系塗料)のような酸化重合反応による発熱が無いので工場の安全対策としても有効。さらに、エアスプレー、エアレススプレー、静電塗装などへ幅広い塗装機適正も有している。
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