ロックペイント、鋼構造物分野に展開
ロックペイントは鋼構造物用水系塗膜剥離剤「ロックリムーバーAQ」を新発売した。
「ロックリムーバーAQ」を用いたロック水系ハクリ工法は、塗膜剥離作業時の有害物質(PCB・鉛・クロム等)の飛散抑制をはじめ、騒音・産業廃棄物の低減・作業環境の改善を一手に解決する塗膜除去技術である。なお、国土交通省新技術情報提供システムにも登録している。(NETIS登録番号:KT‐220082‐A)
この工法は水系湿式工法による塗膜剥離技術のため、従来のブラスト工法に比べ、旧塗膜に含まれる有害物質を飛散させず、粉じん・騒音も発生させることがない。従来の剥離剤に含まれる塩素系有機溶剤(ジクロロメタン)を使用せず、水系のため皮膚への刺激が低く、かつ低臭で、人と環境にやさしい製品である。
また、同社の長年培った分散・乳化・レオロジーコントロール技術により、塗装作業性・付着効率・液だれ防止性に優れる。液だれが少ないため、塗付量をコントロールでき、後だれが少ないため、剥離ムラが少なくすむ。乾きにくく有効成分を長時間持続させることで、より深く旧塗膜へ浸潤する。スクレーパー・皮すき等で、剥離剤の浸潤した旧塗膜をフィルム状に簡単に剥離でき、作業性の改善だけでなく、剥離塗膜を回収する手間や、廃棄物の発生量を抑えることができる。
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