エスケー化研、 外壁塗替えふっ素樹脂系塗料
エスケー化研は6月12日、超耐久性を有するふっ素樹脂を採用した「アートフレッシュF」を開発したと発表した。同製品は、戸建て塗替え市場で好評を博しているセラミックシリコン樹脂系の「アートフレッシュ」の上位製品の位置づけとなる。
戸建の改修市場では、要望される外壁の期待耐用年数が年々高くなっていた。意匠性塗材においても、さらなる塗り替え周期の長期化を目指して、高耐久性と低汚染性の進歩が望まれてきた。
アートフレッシュシリーズは、古くなった砂壁調、土壁調意匠塗材の壁面を、パターンや質感を損なうことなく改修できる塗り替え用仕上塗材であり、この度開発した「アートフレッシュF」は、超耐候性を示すふっ素樹脂と光安定化技術の組み合わせにより、長期に亘り建物を美しく維持する。
同製品の技術は、独自の表面処理により無機顔料を保護することで、ラジカルの発生を抑制、色褪せに強い塗膜を形成する。また、光安定剤が発生したラジカルを捕まえることで、塗膜劣化の進行を抑制する。
さらに、低汚染性、防かび・防藻性も兼ね備え、塗り替え周期の長期化において重要となる汚れに対する懸念にも対応している。加えて、塗膜は透湿性があり、改修用サーフェーサーや上塗材(シーラー+トップコート)による塗り替えと比較して高い透湿性を示し、塗替え後の塗膜の膨れを抑制する。
戸建住宅の外壁における砂壁調、土壁調、スタッコ調などの意匠性塗材の塗り替えには、「アートフレッシュシリーズ」を使用することで、既存の質感を維持しつつ、従来よりも優れた高耐候塗り替え仕様となり、塗り替えサイクルの長期化および建物の保護性能の持続が期待される。
℡072・621・7739。