業界注目企業!先端の製品ラインアップを紹介
あなたの課題を解決する企業・製品
塗料・塗装、コーティングの塗布技術は、汎用度が高く、技術の歴史も長い。これまでも自動車塗装や建築塗装など、各分野ごとの課題を塗料や塗装機器・設備のメーカーが解決してきた。現在は、生産性向上や環境対応、省エネルギー化などが主なトピックとなる。そのような課題を解決する企業(ロイド、コーベックス、ホソカワミクロンワグナー、ヲサメ工業)と代表的な製品を紹介する。
2液補修用スプレーも小ロット対応!<ロイド株式会社>
ロイドは、昭和35年12月ロイド商事株式会社として設立、60年以上、12本から小ロット・多品種・短納期をモットーに黄色缶の補修用タッチアップスプレー、VOC対策に適したロイドスプレーエコタイプを製造し続けている。2021年12月に新商品、2 液補修用スプレーとして使用でき、誰でも簡単に移充填できるキット「タッチミキシングキット」を小ロット対応で販売スタートした。
<主力製品>
黄色缶のタッチアップスプレーは、顧客より預かった原料をスプレーに加工している「原料支給品」と、お見本や日本塗料工業会色見本帳番号合わせでラッカー、フタル酸、アクリルラッカー等で弊社で色から作成しスプレー加工している「調色充填品」の2 通りある。全て12本から注文が可能。「原料支給品」の納期は、原料を当日の14時までにお預かりした場合、最短翌日出荷を目指している。「調色充填品」はご注文後1 週間から10日で出荷、。エアゾールにできる原料なら何でもスプレーに加工する。
2021年12月、誰でも簡単にその場で主剤と硬化剤を移充填し、2 液補修用スプレーとして直ぐに噴射できるキット「タッチミキシングキット」を発売した。主剤缶と硬化剤缶を付属のアダプターを使用して移充填することにより2 液補修用スプレーの完成。同社の得意な小ロットの注文が可能。但し、最初のご注文時にはエアゾール化できるか否か、出来高本数など同社でサンプリングを行う。また、移充填後はすぐに硬化が始まるので必ず使い切りを推奨している。問い合わせは、以下の通り。
【問い合わせ先】
ロイド株式会社
〒152-0001 東京都目黒区中央町2-37-8
担当者名:営業部 小松・西川・長島(海)
業務部:山本・内山
TEL:03-3793-3731 FAX:03-3793-6720
E-mail:info@lloyd-inc.co.jp
HP アドレス:https://www.lloyd-inc.co.jp
シンナーの真空蒸留を生産ラインに<コーベックス株式会社>
コーベックスは、昭和44 年創業の50 年に近い歴史の老舗企業。神戸空港の近くでアクセスの便利な場所で、先端医療の理化学研究所や京コンピューターが設置されている一画にコーベックス株式会社本社工場がある。ポートアイランドという場所は2,000 社以上集合する日本有数の産業区域であり、その近辺に大学等立地している場所でもある。この場所で生産される有機溶剤のリサイクル装置の未来は輝かしいものであり、地球環境の浄化に貢献する事を優先する。
<主力製品>
真空蒸留回収装置CA-800 シリーズの自動車の塗装現場で発生する大量の有機溶剤のシンナーを蒸留回収して、生産ラインに戻して再利用する技術は確立されました。 24時間連続運転を実施しています。この技術は他の分野で実行済です。ユーザーの評価はシステムが優秀な事と併せて性能、純度が良いと評価されているとのこと。製品特長は次の通り。
①真空減圧下での低温処理は、含まれる不純物の熱分解が抑えられるため、精度の良い再生液が回収できる。
②ドラム缶からドラム缶への連続蒸留が可能となる。
③安全性には特に配慮した設計の防爆仕様。
④回収液の溢れ防止のために回収液オーバーセンサーを標準装備している。
⑤各種インターロック機能も標準装備、温度管理は2 種類の独立したセンサーで管理している。
⑥異常信号は、ランプ点灯で知らせる。
新製品として、小型蒸留回収装置18L 缶、15L 廃シンナーを投入して直接蒸発、蒸留させる画期的な製品がある。18L 缶の天板のコーナーに三角形の切込みを作って蒸発しやすいようにすることを特長とする蒸留回収装置。特長は故障しにくいこと。純度が高いと評価されている。
ユーザー稼働実績の結果から、同社が多数のユーザーにおける稼働実績から得られた分析によると、2012 年から2019 年の8年間で処理した廃溶剤の累積量は1 万1,800t で、廃棄物の減容化を達成した。この廃溶剤から9,500t の有機溶剤を回収として再利用している。これにより、累積8 億1,500 万円のコスト削減を達成。さらに、削減できた二酸化炭素の量は4 万1,500t で、地球温暖化対策にも貢献している。
【問い合わせ先】
コーベックス株式会社
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町4-2-12
資料請求は営業部・松原までご連絡ください。
TEL:078-303-2501 FAX:078-303-2400
E-mail:eigyoubu@kobex.co.jp
Web:http://www.kobex.co.jp/
粉体塗装システムの更なる進化へ! <ホソカワミクロンワグナー株式会社>
粉体処理機器のトップメーカーのホソカワミクロン社とドイツの塗装機のトップメーカーである、ワグナー社の合弁により設立された、ホソカワミクロンワグナーは、30年以上国内市場において認知され、有数の粉体塗装機メーカーに成長した。今後の粉体塗装機市場へ更なる革新と市場においてのお客様への満足を求め、新製品の投入と、アフターフォローに邁進し続ける。
<主力製品>
①新型粉体塗装機 PEM-X1/AFD ハンドガン塗装機 PEA-C4/C4XL オートガン塗装機。
上記用コントローラー2種 EPGスプリントおよびEPG-S2。
②高速色変えブース スーパーキューブシステム、スーパーテックシステム、ICMブース。
③2~3色に対応したICF(カセット式)ブースシステム ICF-Sブースシステム。
④小型ワークに対応したIDおよびIDCブースシステム。
<新製品>
①更なる進化をとげた、新型多色対応高速色変えブースシステム。
E-Cube(イーキューブ)粉体塗装ブースシステムは、エアロダイナミクスを取り入れた気流制御を導入し、従来よりもさらに省エネ性を高めたブースを導入しました(特許申請中)。
②3Dレーザースキャンシステム
レーザー光を使ってワークとガンとの距離をミリ単位で検知、制御して個々のガンの前後をティーチングなしで最適なガン距離で塗装が行える画期的な塗装自動機-国内実機投入済。
同社のこれからの事業予定・取り組みとして、粉体処理機のトップメーカー、ホソカワミクロンの技術力、開発力を加えた新商品の開発、アフター体制の更なる強化を目指して、人材の教育、エキスパートによりメンテナンス体制を充実させていくとのことだ。
【問い合わせ先】
ホソカワミクロンワグナー株式会社
〒573-1132 大阪府枚方市招堤田近1-9
担当者名:原木 悦弘、間林 恭一、小川 直也、
日高 智也、飯田 光
所属部署:本社(大阪)営業グループ、東京事業所営業グループ
TEL:072-856-6751(大阪)/ 04-7131-3175(東京)
FAX:072-857-3722(大阪)/ 04-7131-3161(東京)
E-mail:YHARAKI@hmc.hosokawa.com
Web:http://www.hosokawamicron.co.jp/wagner/
塗装と搬送の総合エンジニアリング<株式会社ヲサメ工業>
ヲサメ工業は、1965 年に塗装プラント・搬送設備・専用自動機メーカーをして設立。55 年以上に亘って着実な実績と挑戦を積み重ね『塗装と搬送の総合エンジニアリング企業』として不動の地位を築いてきた。
<主力製品>
前処理装置・電着塗装設備・塗装ブース・乾燥炉・搬送装置・昇降装置・自動移載装置等、塗装設備全般を主とし、お客様のニーズを沿った総合的なコンサルティングからレイアウト設計・製作設計・施工管理・アフターサービスまで一貫して対応している。
新製品として、「NCLフレッシュシステム」(特許名:塗料スプレーミストの処理方法[特許第5286580 号])を上市。通称:NCL フレッシュシステム[Non Chemical Liquid]を展開。NCLは、塗装ブースにアルカリ電解水を活用する事で塗料スラッジを不粘着化させる事できる画期的な塗装ブースの維持管理方法として特許を取得しています。ペイントキラー剤等の薬品を使用しないNCLは人にも環境に最もやさしい画期的な塗料スラッジの対策方法となる。
NCLの特長は、塗装後に生じる塗料スラッジの産廃費や清掃費をはじめとする非生産的な維持管理コストを大きく削減します。アルカリ電解水特有の洗浄効果、殺菌効果、消臭効果は塗装現場の環境改善のみならず、塗装現場で発生する環境負荷を大きく低減する。同社・デモ機の塗装ブースでは、NCLのテストが可能とのことだ。テスト希望のユーザーが、主に用意するもの資料関係SDS、塗料仕様書、塗料条件(希釈条件等)、塗料関係使用されている塗料・希釈溶剤・硬化剤・洗浄溶剤等がある。
【問い合わせ先】
株式会社 ヲサメ工業
〒236-0002 神奈川県横浜市金沢区鳥浜町15-13
担当者名:中村
所属部署:本社 営業開発部
TEL:045-776-6411
FAX:045-774-4851
Eメール:nakamura@osame.co.jp
HP:http://www.osame.co.jp