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パウダー協、組合の取組みと日本の粉体塗装市場について解説

2020.02.10

日本パウダーコーティング協同組合の福田専務理事は、同組合の概要と取組みならびに、日本の粉体塗料市場について紹介。日本で唯一の粉体塗装に関する業界団体である同組合は、1983年に任意団体「日本粉体塗装工業協会」として設立され、1996年に経産省に認可団体「日本パウダーコーティング協同組合」に発展し、今年で24年目を迎えるまでの経過を述べた。また現在の会員数はコーター25社、販売店22社、その他4社の合計51社におよび、賛助会員も23社に及ぶ旨が述べられた。

同組合の取組みとしては、監督官庁である経産省への対応として、連絡事項や要望の会員への伝達。会員間での交流の場を設ける、組合誌「パウダーコーティング」の編集・発行とJAPCAニュースの配信。「粉体塗装研究会」の運営と年4回のセミナーならびに1回の工場見学会の実施。海外視察研修の実施。そして関係団体との対応や同組合ホームページからの問い合わせ対応などを挙げた。

さらに、今回と同様の海外視察研修も2011年には中国、2013年タイ、2014年台湾、2015年台湾(2回目)、2016年ベトナム、2017年ベトナム(2回目)、2018年フランスと継続して行ってきた旨も紹介された。

日本における粉体塗料市場についても紹介され、まず、粉体塗料の生産高が塗料全体に占める割合は他の先進国に劣るものの、生産量と販売数量の値はここ数年微増傾向にあり、環境対応性と塗膜の高性能が注目され、日本での市場も広がりつつある旨が解説された。