6、7月業況アンケート 自動車6カ月連続プラス
日本塗料工業会(田堂哲志会長)の7月および8月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果によれば、販売数量は7月が前年同月比101・3%、8月は102・4%で6カ月連続の増勢。販売金額もそれぞれ102・1%、102・2%で5カ月連続のプラスとなった。
需要業種別(金額)では自動車が7月は105・4%、8月が107・0%で3月から6カ月連続のプラスときわめて好調。建築は5、6月のともに3%台の伸長の後、7月は97・3%と後退したが8月は99・5%に戻した。電気・機械・金属は7月が107・1%、8月が104・6%で6カ月連続のプラス。
船舶・構造物は3カ月連続のプラスの後、7月が98・8%、8月が100・0%と軟化。木工も7月が102・2%で2カ月連続のプラスも8月は94・3%でマイナスに転じた。
8月の全体の販売数量は33社中、前年同月比プラスが18社と多く、マイナスが12社、横ばい3社。同金額もプラスが18社と多数で、マイナスが14社、横ばい1社。出荷数量の推定値は14万2千tで前年同月比3千t増、同金額も542億円で12億円増。
需要業種別では電気・機械・金属が18社中プラスが14社と圧倒的に多くマイナスが3社、横ばい1社。船舶・構造物は9社中プラスが6社、マイナスが3社でプラスが多数。木工も8社中プラスが5社、マイナスが2社、横ばい1社。
建築は21社中マイナスが10社、プラス9社と拮抗し横ばい2社。自動車も回答14社中プラスが7社、マイナス6社と拮抗し横ばい1社。
9月見込み(前年同月比)は販売数量では33社中プラスが15社と多く横ばい13社、マイナス5社。同金額もプラス13社で横ばい14社、マイナス6社。9月の販売数量は前年同月比100・6%、同金額99・8%を見込み横ばいとみている。