KINTO、剥がせる塗装でボディーカラー
株式会社KINTO(以下、KINTO)は4月20日から5月1日まで、羽田空港内で展示イベント「KINTO×bZ4X Showcase ~サステナブルな未来に向けて、身近なクルマからできること~」を開催した。
KINTOは、トヨタ自動車(以下、トヨタ)の新型の電気自動車「bZ4X」を個人の顧客を対象にサブスクリプションサービスを展開している。今回の展示では、トヨタとKINTOによる新サービス「KINTO FACTORY」のメニューとして開発を本格化させている独自のカラー塗装技術「剥がせるボディカラー」を特別に施工したbZ4Xを初公開した。剥がせるボディカラーは、ユーザーが好みのカラーを選択し、その色を塗装した車体を提供し、元の状態に戻す独自の技術・サービスである。トヨタとKINTOが今年1月より開始した新サービス「KINTO FACTORY」のメニューの一つとして将来提供できるよう、現在、開発を本格化させているという。カラー選択、エクステリア全体に加え、ドアミラーやルーフなどパーツごとの塗装も選択できるとのこと。塗料は、水性塗料を使用する。
塗装の剥離を可能にするために、元の塗装面に「剥がす」ための塗料を塗布、その上に選択されたカラーを上塗りする。ラッピングされるようなイメージの塗装になる。剥離も溶剤を使わず、高圧洗浄機による剥離作業のみで完了する。剥離することで、将来クルマを売却する際の車体色による価格への影響を最小限に抑えられる。また、一定期間カラーチェンジを楽しみたいという顧客ニーズに応える。トヨタとKINTOは、こうした「剥がせるボディカラー」を通じて、一台のクルマをより楽しく、より長く乗っていただく世界観の実現を目指すという。