WEB塗料報知|塗料・塗装、コーティング業界のプラットフォーム

令和5年度塗床材出荷量、前年に続き3万t台

日本塗り床工業会(團雅浩会長)は、同工業会会員を対象とした令和5年度塗床材の出荷量を発表した。令和5年度の有機系塗床材出荷量(回答31社集計)は3万1236tで、前年度の3万862tより1・2%増加した。内訳は、エポキシ樹脂が1万1412t(前年度比4・6%増)、ウレタン樹脂3615t(同2・5%減)、MMA樹脂555t(同7・1%減)、ポリエステル系樹脂415t(同27・9%増)、水性硬質ウレタン樹脂1万1422t(同2・9%増)。また、アクリル系では溶剤型アクリル樹脂1203t(同7・9%減)、水性アクリル樹脂2614t(同10・3%減)となった。

 
全出荷量は令和4年度に続いて3万t台を維持。ポリエステル系樹脂は前年比2桁増を達成し、エポキシ樹脂、水性硬質ウレタン樹脂も堅調な伸びを示した。しかし、他の4つの樹脂系はマイナスとなり、水性アクリル樹脂は前年比2桁減と不振であった。