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9月業況アンケート、出荷数量減も金額微増

日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2024年9月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が98・5%と減少したが、販売金額は100・7%と増加した。
 
需要分野別(金額)では、船舶・構造物は同109・9%、木工は同102・5%、建築は同102・4%と上回ったが、電気・機械・金属は同99・0%、自動車は同96・1%と下回った。
 
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが10社、マイナスが20社、横ばいが3社。販売金額は33社中、同プラスが15社、マイナスが13社、横ばいが5社であった。出荷数量の推定値は12万9千tで前年同月比99・2%、同金額は637億円で前年同月より4億円増加した。
 
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが7社、マイナスが11社、横ばいが2社。自動車は14社中プラスが6社、マイナスが8社。船舶・構造物は9社中プラスが5社、マイナスが4社。電気・機械・金属は18社中プラスが7社、マイナスが10社、横ばいが1社。木工は8社中プラスが5社、マイナスが3社であった。
 
2024年9月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が9社、マイナスが18社、横ばいが6社。同金額はプラス予想が14社、マイナスが12社、横ばいが7社であった。なお、10月の出荷数量見込みは前年同月比96・3%、同金額は97・6%としている。