10月業況アンケート、 出荷数量・金額とも増
日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2024年10月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が101・5%と増加、販売金額も103・3%と増加した。
需要分野別(金額)では、船舶・構造物は同107・8%、電気・機械・金属は同106・7%、自動車は同101・1%と上回ったが、木工は同100・0%と横ばい、建築は同99・0%と下回った。
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが13社、マイナスが18社、横ばいが2社。販売金額は33社中、同プラスが21社、マイナスが11社、横ばいが1社であった。出荷数量の推定値は14万2千tで前年同月比102・2%、同金額は700億円で前年同月より23億円増加した。
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが7社、マイナスが12社、横ばいが2社。自動車は14社中プラスが9社、マイナスが4社、横ばいが1社。船舶・構造物は9社中プラスが6社、マイナスが3社。電気・機械・金属は18社中プラスが13社、マイナスが5社。木工は8社中プラスが4社、マイナスが4社であった。
2024年11月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が13社、マイナスが16社、横ばいが4社。同金額はプラス予想が16社、マイナスが10社、横ばいが7社であった。なお、11月の出荷数量見込みは前年同月比96・7%、同金額は99・3%としている。