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遮熱塗料2021年度出荷、前年度を15・6%上回る

日本塗料工業会(毛利訓士会長)は高日射反射率塗料(遮熱塗料)の2021年度の出荷実績を発表した。全出荷量は1万5952・5tで、前年度の1万3802・9tを15・6%上回った。高日射反射率塗料の統計をとり始めてから過去最高を記録し、初の1万6千t台に迫った。

 
主力の建築用は1万5990・6tで、前年度の1万3166・8t比、18・4%増で推移した。道路用は318・0tで、前年度の572・4t比44・5%で、2年続けて大幅減となった。
 
第7波で感染者数が増すコロナ禍が多岐にわたり影響を与えることが予測される。しかしながら、コロナが猛威を振るい続けた2021年度に過去最高を記録した高日射反射率塗料。地域によっては40℃を超える暑さから、ヒートアイランド対策、冷房効率の向上等、環境対策においてさらに需要増に期待したいところだ。
 
同工業会の「遮熱塗料(屋根用)自主管理」登録商品リストには、7月25日現在、14社32商品734件(色)が登録されている。