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建築、自動車が前年上回る

日本塗料工業会（毛利訓士会長）は10月の業況観測アンケート（日塗工会員33社集計、前年同月比）の結果を発表した。10月の前年同月比指数は、販売数量が96・８％、販売金額が97・４％とともにマイナスであったが、前年比95％を超え回復基調だ。

需要分野別（金額）では建築が前年同月比１００・２％、自動車が同１０３・１％、船舶・構造物が同92・２％、電気・機械・金属は同91・２％、木工が同93・１％であった。

10月の全体の販売数量は33社中、前年同月比プラスが８社、マイナスが25社、販売金額は33社中、同プラスが９社、マイナスが21社、横ばいが３社であった。出荷数量の推定値は14万６千ｔで前年同月比96・７％、同金額は５９１億円で16億円減少した。

需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが８社、マイナスが13社、自動車は14社中プラスが５社、マイナスが９社であった。船舶・構造物は９社中プラスが１社、マイナスが５社、横ばいが３社。電気・機械・金属は18社中プラスが５社、マイナスが13社。木工は８社中プラスが３社、マイナスが５社となった。

11月見込み（前年同月比）は販売数量では33社中プラス予想が２社、横ばいが８社、マイナスは23社。同金額はプラス予想が４社、横ばいが８社、マイナスが21社であった。なお、11月の販売数量見込みは前年同月比97・５％、同金額が98・３％と見込んだ。