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意匠で見せる塗料のチカラ

西部の新型特急登場 風景に溶け込む楽しみ

球面形状が目を引く先頭部分の前面ガラスは、国内初という曲線半径1500㎜の三次元曲面ガラスが特徴。側面の客室窓は縦1350㎜×横1580㎜の大型ガラスが等間隔で並ぶ西武鉄道の新型特急車両である。モノトーンのボディーカラーは、アルミ素材の車体にめっき調シルバー塗料(大日本塗料製)を塗装。都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込むデザインを実現したとのことだ。

建築家の妹島和世氏が監修した同車の形式は「001系」、愛称は「Laview(ラビュー)」である。形式は同社の次世代フラッグシップトレインとして、「いままでに見たことのない新しい車両」であることと、「次の100年に向けた出発点である車両」であることを表現するため、100年を逆から表記。「00」には「∞(無限)」の可能性の意味もあるという。

愛称については「L」はぜいたく(Luxury)なリビング(Living)のような空間、「a」は矢(arrow)のような速達性、「view」は大きな窓から移りゆく眺望(view)で、都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急電車での旅を楽しんで欲しいという想いが込められている。

西武鉄道「001系 Laview(ラビュー)」(提供:西武鉄道)

 

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