関西ペイント販売 、10月より製品値上げ
関西ペイント販売は8月17日、塗料およびシンナー製品の価格改定を実施すると発表した。2021年から3回目の改定となる。
同社では、原材料価格の高騰や物流コストの上昇等を背景に、2021 年6月22 日付けおよび2022年2月16日付けで製品の価格改定を実施していた。しかし依然として原材料価格は、コロナ禍からの経済回復に伴う世界的な需要増大、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー事情の悪化等による原油・ナフサの高騰、さらに、急激に進行している円安等により上昇が続いている。また、EV化に代表されるような産業構造の変化により、塗料向けの原材料も他分野への供給シフトが見られ、需給バランスが大きく崩れている。
同社によると、大幅なコストアップが避けられない状況下で、生産性の向上や費用削減の徹底など、製品の安定供給のために可能な限りの努力を続けてきたが、企業努力の限界をはるかに超える状況に至り、次の通り価格改定を実施することを決定した。価格改定時期は、10月1日から。
1.工業用塗料分野
①価格改定時期
2022年10月1日より
②価格改定幅(値上げ)
塗料類: 15~30%
硬化剤: 15~40%
シンナー類:20~40%
2.汎用塗料分野
①価格改定時期
2022年10月1日より
②対象分野、対象製品分野、製品等
詳細を担当者より連絡のうえ実施